SNSと恋愛

F自分なりに色々とSNS について考えたことを書いてみる。

今回は、「SNSと恋愛」という組み合わせは成り立たないんじゃないか。

と、かなり前から思っていたことを書いてみたいと思う。

きっかけは、友達との恋ばなで「LINE」や「Twitter」がらみの悩みをよく聞いたことだ。

「LINE」の返信が来ない、話が続かない、そっけない返信ばっかりでムカつく。

Twitter」で、自分以外の女の子とよく話してて嫉妬する。など。

LINEでされる他愛ない話は、会ってすれば30秒くらいで終わる話を、一週間くらいかけて話すこともある。それでも、そんなつながりに一方がすがりたいと、LINEの関係はずっと続く。
この時点で、一方のエゴを押し付けている気がする。

Twitterは、他の主要な投稿型のSNSInstagramFacebookに比べ、会話をすることが多い。

そこから、自分の恋人が、嫉妬対象になる人と話すと不安になるというのはよく聞く話だ。プロフィールに「○○以外の女がらみいらない」などの、嫉妬対象との会話をはじめからしないと宣言する人もいる。宣言しなければならない時点で恋愛にはむいてないツールと言えると思う。

ここからわかるのは、不特定多数に、自分が開かれ過ぎるということがTwitterなどの特徴で、恋愛にむいてない点だということだ。恋愛をしていたら、恋人だけに特別に言うことや、することがあるはずだ。しかし、SNSでは、恋人も知り合いも平等に情報は公開される。嫉妬するのもうなずける。

では、会話重視でない、InstagramFacebookはどうか。

まず、Instagramは前回書いた通り、日常をかなり美化した投稿が多い場である。
現実の自分とかなり解離した自分の演出から、好きな人に本当の自分をあやまって理解されたりその逆になったりするのではないか。

Facebookでも、もしかしたら同様のことが言えるのかもしれない。(はじめたばかりでわからないです🙇)

また、InstagramFacebookも、日常や感じたことを投稿するツールである。つまり、どんな自分だとしても、日常で接してるだけでは見えないところも見えるツールで、場合によっては、何年も会ってない人が、昨日何を食べたかも把握できるようなツールである。

このことは、映画「カサブランカ」のような、何年もあってないずっと想っている人との恋愛は成立しない、と言えるのではないか。カサブランカの主人公たちが、「今日はこれ食べた~」とか、承認欲求のために、「今の旦那とラブラブです~」なんて投稿していたら、本当はお互い想い合ってたなんて思う余地もなくなるだろう。
ロミオとジュリエットだって、InstagramやLINEを使いこなしていたら、あんなロマンチックな恋にはならなかったと思う。

以上から、SNSは、情報が平等に開かれ過ぎる点と、自分のエゴを満たす方へ走って現実の自分と解離するという点から、恋愛には向かないツールであると言える。

もちろん、SNSの利点を使って恋を実らせる人もいるが、従来のロマンチックラブだとはいえない(個人の感じ方による)と思う。