バレエ「強くてしなやかな女の子達」
ハッピー&ハッピーさんに触発されて始めたこのブログですが、現実の世界でも、触発されて、始めようとしていることがあります。
それは…
バレエです!!
え、ハッピー&ハッピー関係なくね?と思われたと思いますが、チョー関係あります。
私の歩んできた人生における「ハッピー&ハッピーに憧れる」という文脈上はめちゃめちゃ関係あります。
私は小1から4年ほどバレエをやっていました。それから長らくはバレエと無縁の生活を送っていました。
しかし大学生になって、これから自分の生き方を選択できるようになって、自分にしかできない表現をしたい!と思いました。
でも、「表現」ってなにかわからない。自分には才能がない。体力がない。
ないないづくしで何も行動していませんでした。
そんな毎日で、ハッピー&ハッピーさんのライブに行って、強烈に感動し、とにかく私のできる範囲の「表現」をしよう!と決めました。くわしくはこっちです…http://kahoringox.hatenablog.com/entry/2017/05/06/223750
そしてブログを始めたわけですが…
頭を使う表現であるブログだけは、真の表現になるだろうか?
ハッピー&ハッピーさんのような、身体を使った表現もしたい!と思い、自分の過去の経験も踏まえて
バレエをすることにしました😊😊
さっそく今日体験に行ってきたのですが、全員がアンダー15で、小2の子もいました。私は20手前くらいです笑
正直、まあ、いちお年上だし、なんとかなるだろ、年下ばっかだしって思っていました。
……まったくそんなもんじゃありませんでした…
まず、全員、更衣室を出た瞬間、野生のしなやかな肉食動物みたいな目になるんです。
ラベンダー色のかわいいレオタード着たちっちゃな子も、ピン!と背筋を伸ばして先生のお話を聞いています。
私は、モタモタしながら、下着のひらひらが出てるのを「やっべ」みたいな感じで直していました。
鏡張りの部屋なので、ふと自分を見ると、猫背で無駄なところに肉がつきまくっていました。
まわりには、野生動物の美しいしなやかさの乙女だらけで……
もうそこから鏡は直視出来ませんでした笑
レッスンが始まると、自分の身体が喜んでいるのを感じました。久々、何年ぶりかに、心と身体が一体なんだと感じられました。柔軟がしんどくてしかたなくて、「家ならここでやめてるなー」と思っていたら、先生が、
「痛いところでやめない!痛いところを越えたら次に進んでもっと上手くなれる!その繰り返しだよ」とおっしゃっていました。
ある人は部活で、人間関係で、受験勉強で、書物で、そういった人生のコツや真理を知ると思います。
私は文化系なので、受験と書物で知りましたが、ここにいる乙女達はバレエで知っていくのだな、と思うと、なんだか頼もしくて、一人でうんうん、となんだか納得して頷いていました笑
身体を動かしながら知ることってすごく気持ちいいんですね😌
バーレッスンに写ると、腰の位置や指先の動き、目線など、身体の隅々まで気を使ってレッスンをします。
身体の軸がずれていたりすると、名指しで注意を受けます。小学生の頃はこれがいやで、つらくてやめてしまいました。
でも、今は全然つらくありません。もっと出来るようになりたいから、むしろもっと教えてくれ!と思うくらいです。
周りの小さな子も、中学生の子もそうでした。
自分で鏡で何度もチェックして、姿勢や軸を気にして、完璧な美、芸術的な脚のバランスの比率を求めて練習していました。
中学生の子は、もう色っぽさと野生のしなやかさがすごくて、感嘆がもれます……脚を後ろにあげてとるバランスの美しさには心から尊敬しましたし、「私もああなりたい!」と思わせるものがありました。
びっくりさせられることがありました。
中学生の子が、先生からアドバイスを受けて、振り付けを行っていました。もう、ホントに上手なんですよ。しなやかで美しくて、芸術でした。
そして、その様子を、小2くらいの女の子二人が自分から身を乗り出して見ていました。
そして、自分でも真似をして、実践していました。
これ、すごくないですか?
あんな小さな子が、うまくなりたい!という目標のために、ヒントを探して、自分の身体で出来るように工夫していた。
私は、その小さな子のことを本当に心から「…先輩!」と思いました。
美しく咲くバレリーナを目指して、どんなに小さい子も、脚の先から指先まで神経を使って、頭を使って努力している。
人として、女として、表現をしたい!と思っている者として、今日の乙女達の努力の姿には、心から励まされ、尊敬の気持ちでいっぱいになりました。ちょうどハッピー&ハッピーのライブを見たときのように。
心が満たされた中、更衣室で帰るために着替えていると、生徒達の発表会に向けた意気込みが書いてある紙が掲示されているのが目に入りました。
一人の小学生の女の子が、拙い字でこう書いていました。
「見てくれる人に、自分の思いを伝えられるように踊る」
小さい先輩達の姿が何倍も大きく見え、これから色々教えてください!と心の中で強く思った。
強くてしなやかな女の子は国宝だね!